わたし歩記-あるき-

心と向き合う写真家の学びの記録*

見ている人は見ている?

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 よくドラマや小説なんかで、主人公がこっそりある人を助けていて、でも、その助けられた人は主人公のことを、なぜか昔から毛嫌いしている・・そのまま最終回になるのかな~?と思いきや、その主人公の善行の一部始終を見ていた、まったく関係のない第三者が、「あなたを助けたのは〇〇(主人公)さんですよ!」とここぞ!というタイミングでその人に告げ、二人の関係性は修復される・・・みたいな流れってありますよね?所謂、「見ている人は見てる」という展開です。

 

 わたしは、それって現実にはあるのかなあ?ってずっと思ってた口です。なぜなら、少なくとも自分自身がそう言った体験をあまりしてこなかったから。むしろ逆の体験はけっこうあったように思います。

 

 例えば、ある企画が持ち上がっており、あらかたのメンバーは賛成の様子です。でも、企画の内容に、あまり具体性がなく、メンバー全員にとって、ハッピーな経験になる可能性が低いと判断し、それに私が反対したとします。ですが、企画をやる気満々のメンバーは、当然ですが、いい気はしません。わたしへの風当たりは強くなり、軋轢が生じます。じゃあ、いっそ、わたしがいない方が上手く回るんじゃないかしら?とメンバーから離れ様子を見ていると、案の定、その企画は頓挫してしまいます。ただ、メンバーからすると、わたしは途中で投げ出した「裏切者」ということになっており、わたしが企画に反対した本意は、まったくなかったことのようになっている・・・。

 

 他にも、オリジナルのアイデアの出元は私だったのに、蓋を開けてみれば、他の人が提案したことになっていたり、そのこと知ってたよね?って人まで、最初から他の人が提案した体で話しかけてきたり・・・。
ねえ、わたしが夢を見てたの?わたしの現実感覚がおかしいの?っと泣きたくなったことは一度や二度ではありませんでした。

 

 

で、思うわけです。

 

「見ている人は見ている」

 

ああ、それ、ないわ~って。

 

 

 でも、そうは思っても、やっぱり諦めがつきませんでした。こんな理不尽な世の中でいいんだろうか?どこかに同じような想いをしながら、ひっそりと生きている人たちだって、いるんじゃないだろうか?そういう人たちとなら、これまでのことを、「あ~分かる。そうだよね~。」と心の底から共感して話し合えるんじゃないだろうか?「いろいろ、あるけど、報われないことも、あるけど、それでも今日も生きていこうね!」、「わたしは、その時のあなたを、ちゃんと、見届けたよ」と、言えるんじゃないか?と。わたしは、運よく、そのような場を得たことで、自分を見つめ直すことができました。自分の感情との付き合い方を学びました。

 

 

 愛着に傷つきがある方の場合、「自己主張」が弱く、「自責感」、「抑圧」が強いために、人間関係が「支配と被支配」に陥りがちなので、自分では「少しの我慢」だと思っている事柄が、自律神経レベルから見ると、ものすごい負荷であったりします。それが積み重なってしまっているため、ある時ふっと「消えたい」という衝動に飲み込まれそうになることも・・。

 

 

 このような危うい状態に陥らないために必要なのは、先ずは「見ている人」の中にしっかりと他でもない「自分自身」を置くことだと思います。これは、自分の感情を、頭ではなく、身体で「自覚する」ということです。

 

 身体は心より先に、「寂しい」や「悲しい」や「我慢ならない!」を受け取って反応しています。でも、その反応に圧倒され、抱えきれずにどうするかと言うと、「乖離」といって、身体の反応から抜け出して、脳の中で勝手にその感情を作り換えようとしてしまうのです。例えば「寂しい」を感じるべきはずのときに、その「寂しさ」を見たくないために、相手に対しての「不満」を吐き出し、攻撃性に変換することでその「寂しさ」を無かったことにしてしまうのです。

 

 

 私の場合であれば、自分のアイデアだったのに、気づいてもらえなくて「悲しい」かったのに、「悲しむ」自分を見たくなかったばっかりに、周囲に対して、「彼らは理不尽だ!」と怒っていました。この時、「悲しい」感情のケアは放置されたままということです。放置され、無視された感情は、いつしか魔物になって自分へと向かってきます。そして、抱えきれなくなった恨みから、その時最も大切な人間関係や人を壊してしまうのです。

 

 

 

 「見ている人は見ている」の中に、あなた自身を取り戻す・・。時間はかかりますが、これこそが、一番確実な愛着回復のプロセスです。愛着回復の道は、生きている限り、残念ながらあるのはプロセスのみで、ゴールはありません。でも、同じ道を歩んでいる人間がここにいます。そのことをお伝えしたくて、今日も、このブログを書いています。

 

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき

 

 

 

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