これ、確か以前も書いた内容のように思いますが、新年のこの時期に、敢えてもう一度書こうと思います。
よく、
「夢や目標は出来るだけたくさんの人に話した方が叶いやすくなる」
なんて言うのを聞いたことはありませんか?
理由としては、情報を開示することで、あなたのその夢や目標を叶えるのに必要な情報やご縁を持っている方と、実際、出逢いやすくなるからというのが一つ。
(*親戚のおばさんに、そろそろ結婚したいからお見合い相手誰か居ないかな~?と声をかけるみたいなことですね。^^)
もう一つは、ちょっと量子力学的な話になりますが、あなたの目標を応援してくれる人達の集合無意識の想いが応援してくれるからというのもあります。
でももし、あなたがこれまで以下のような人生だったと自覚があれば、夢や目標はああまり公言しない方が上手く運びます。それは・・・
*いつも自分が損な役回りをしている気がする
*美味しいところを、何故かいつも身近な人に奪われている気がする
*本当はそれをしたのは自分だったのに、他の人の功績になっていて、周りもそれに全く気づかない
*困った時に助けてあげた人に、自分が困った時には助けてもらえない
*なぜか自分が悪者になることでその場が収まっている気がする
などなどなど・・・思い当たる節は、ありますでしょうか?
もしあれば、あなたは「2・6・2の法則」の最後の「2」の部分を集団の中で(好むと好まざるに関わらず)背負わされてきた可能性があります。
「2・6・2」の法則というのは別名「働きアリ」の法則とも言われています。
簡単に説明すると、
アリの巣の中では、巣を作ったり食事を集めたりとよく働くアリが2割、普通な働き方をするアリが6割、働かずに過ごしているアリが2割いるというものです。
じゃあ、その働かない2割のアリを排除したら、その集団が円滑に回るのではないか?と思うでしょう?
ところが、この「働きアリ」の法則では、下位2割のアリを排除したとしても、残りのアリの中で2:6:2の割合で働くアリ、普通のアリ、働かないアリの割合に戻っていくといわれているのです。
この結果が意味しているのは何か?と言うと、集団と言うのは2割の「働かない」だとか「怠けている」だとか「自分よりも劣っている」という存在を作っておかなければ、残りの「8割」が上手いこと機能しない・・ということなのです。
上にあげた赤字の条件で苦い思いをされてこられた方と言うのは、知らず知らず、その集団の下の「2」の立場に、押し込められてきた方なのかも知れないのです。
さて、ここで問題となるのは、
量子力学的な話になりますが、あなたの目標を応援してくれる人達の集合無意識の想いが応援してくれるから
という部分です。
あなたが最後の「2」の場合、あなたが夢を叶えることでその「2」から抜け出そうとするのを、残りの「8」の人たちは(無意識的に)どう判断すると思いますか?
「こりゃ、まずいぞ!バランスが崩れるぞ!」
はい、これも好むと好まざるに関わらず、自分の生存を維持するために、集合無意識や、実際の行動を通して命懸けで妨害してくる・・・と言うわけですね。^^;
そして、案外これが、身近で信頼している(疑わずに信じてきた)人だったりするから厄介なのです。涙
この人達の妨害の方法と言うのは、
「あなたのことを思って・・・」
「あなたが心配だから・・・」
「あなたが傷つかないように・・・」
みたいなスタンスでやってきます。
私が実際に体験した例をお話しますね。
私のしんどかった愛着トラウマが癒されてきて、さて!ようやくずっと学びたかったモダリテイの申し込みをしようかどうか検討をしていた時のことでした。私はかねてから信頼していた、私が目標とする先を歩む方に、その講座に申し込みをしようと思っていると連絡をしました。すると、「オンラインでもいいからお時間いただけませんか?お話したいことがあります。」とメッセージが来ました。単純に嬉しかった私は、ワクワクしながらその人とオンラインを繋ぎました。
ところが・・その方から言われたのは、いかに今の私が、その講座を学ぶのにまだ早いのか、相応しくないか、今の私が学ぶとどんな苦労をするのか、ひいては、そうすることで一番迷惑するのはクライエントさんだから、あなたの為を思って言ってるの、でも、それでもやると決めたのなら、応援はするけど・・・と1時間ほど延々話をされました。
会話を終えた後、どっと疲れていました。そして、身体が重たく、びりびりとしびれる感覚・・・。その時は、自分が一体、何をされたのか分かりませんでした。でもひとつ・・・。「あ、私はその講座に申し込んではいけない人間なのだ」ということは理解したし、心のどこかで、その人が発する「こっちに(私のいる場所に)来るな!」というサブメッセージにも気づいていました。
私は講座に申し来むのを辞めました。そして、不思議なことに、それ以来、頻繁にやりとりのあったその人からの連絡は、一切なくなったのでした。そのことに腹が立ったし、哀しかったし、悔しかった。でも、最終的に止める選択をしたのは自分なのだということが、もっと許せなかった。
あれからもう数年が経ちますが、今では「あの人も、自分の命(ポジション)を守るための自動反応をしていただけだったんだろうな」と納得しています。そして、それをしたのが自分じゃなくて本当に良かった・・と心から思っています。
人と言うのは、時に自分の命(立場)を守るために、誰かがその先へ進もうとするのを妨害することがあって、それは、わたし自身も例外ではないということ。
そして、もし集団の中で自分が下の「2」の役割になってるな・・・と感じる場所では、夢や目標はひそかに叶えていけばいいと学びました。そして、少しずつ夢が形になって後は生まれるだけとなり、周囲の集合無意識が変化してきたところで、初めて
「私にはこんな夢があります!」
と宣言したら良いのです。
目標や夢があっても、なぜかいつも叶える前に妨害にあったり、萎んでしまう・・・という方は、自己啓発本などを鵜呑みにせずに、ほんの少しだけ今日のお話を意識してみてください。
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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