どうなんだろう?どうですか?
やっぱり、価格が高いものほど「良いもの」に違いないって思いますか?
信頼できるものですか?
先日、セッションの価格改定の記事をアップしました。
hanahiroinoniwa.hatenablog.com
すると私を陰ながら気にかけ、励まし、勇気づけてくれる先輩カウンセラーからアドバイスされたのです。(それに関しては私の労働環境を心配してくれてのことなので、本当に感謝しています。)
「みゆきさんは、もうそろそろ、セッションのお値段を上げた方がいいと思うよ?」
「クライエントさんにとってはありがたいことだけれど、お値段があまりに安価なことで、むしろ信用されない場合もあると思う。技術に謙虚でストイックなのは良いことだけれど、お値段なりの内容だと疑われて、逆にみゆきさんのカウンセリングを本当に必要としている人に届かない場合もあるんじゃないかな・・・」
彼女の意見、一理あると私も思っています。実際にそういうことが、起きているのかも知れません。ただ、私が傾聴カウンセリングを現在の値段に設定していることには、明確な理由があって、それはやはり「愛着形成」を最優先にセッションを組み立てているからなんです。
これは、わたし自身が当事者だったということからも導かれた結論です。
愛着障害や愛着不全の寛解には、とにかく安心・安全な環境で、ありのままの自分の感情に共感してもらう・・という経験を一度でも多く積み重ねていく必要があります。本来、幼児期に養育者から受けるべくして受ける感情の”協働調整”のことですね。
1ヶ月に一度、でもたっぷりと2時間、母親から抱きしめられた赤ちゃんに愛着が形成される・・なんてことは、当たり前ですがありません。
ましてや大人になってしまってからの愛着形成はどうでしょうか?1ヶ月に一度では、なかなか厳しいのではないでしょうか?特にカウンセリングの初期には。
1回の料金は安価であっても、初期はなるべくセッションの回数を重ねていけた方が、愛着形成への道のりは早いのではないかと考えられます。
ですが、たとえカウンセラーとの相性が良かったとしても、1回に数万円かかるセッションではとてもじゃないけれど、続かない。となると、クライエントさんのためには、1回のセッション費が無理のないように設定することがベストだろう・・そう思ってのことです。
わたし自身は、お値段が安いからと言って、それなりの内容で良いとは少しも思っていないですし、しっかりその方の見立ても立てています。お安いからと言って受付がパンクするほどは、今のところはお申し込みもないし、公にド派手な宣伝もしていないですからね。常に技術を磨くことを忘れずに、出来ることを粛々とやっていくだけです。
私がここで発信する内容を読んで、信頼してくださった方、ご縁のある方が、きっとお申し込みをしてくださっているはずで、これからもその方たちとのカウンセリングを丁寧に重ねて行きたいと思っています。
その上で、やはり価格が高い方が信頼できる・・と言う現状が確信に至った場合には、セッション費の改訂をするかも知れません。でも、その場合でも、今の私を信頼してくださり、お申込みくださった方に関しては、この先もずっと同じ価格でお受けしたいと思っています。
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
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(60分 3000円)10月1日より3,300円
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
写真を眺めてほっと一息^^
写真家 さとうみゆき公式HP