わたし歩記-あるき-

心と向き合う写真家の学びの記録*

繋がる

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 心理療法について学ぶまで、写真をやっている私にとって「エクスポージャー」と言えば、それは「露光」や「露出」のことでした。それが最近では、「エクスポージャー」と聞けば、「暴露療法」のことねと当たり前のように思えるようになったのだから、おかしなものです。

 

 

 俳句を学んだ時もそうでした。真っ先に思ったのが、「俳句を作るプロセスって、私が写真を教える手順とまったく一緒!」でした。でもまあ、俳句と写真は似ていると仰る方は世の中に多々見られるので、これは発見でもなんでもないでしょう。

 

 ところがです。俳句作りと心理療法が「あれ?これって同じ?」と思う状況に出くわしたのです。それは、PTSDの乖離症状への対処法としても用いられている、「54321法」でした。
 「54321法」とは、Yvonne Dolanによる外界催眠集中型自己催眠技法で、やり方は、今ここで見えるもの・聞こえるもの・感じるものを最初は5つずつ口に出し、次に4つずつ、3つずつ、2つずつ、最後に1つ言うのです。これは「今・ここ」に集中するための技法で、行うことで侵入的なトラウマ記憶で脳が埋め尽くされてしまうのを防ぐのです。

 俳句も「今・ここ」を感じなければ詠むことができません。「何を見て」・「何が聞こえて」・「何を感じた」のかを意識して17文字に託します。つまり俳句はとってもマインドフルネスであると同時に、自分自身をある特定の出来事に言葉を通して再度暴露(エクスポージャー)させることで感情と記憶を一致させ、整理し手放すセラピー効果が望めるのではないか?と思ったのです。

 

 確かに俳句を詠み始めてから、気持ちの整理が上手になったという自覚があります。感情と出来事が一致していない時にその状況を込めた俳句を作ってもモヤモヤが残るのですが、一致している時の爽快感と解放感と言ったら!!!

 

 

 写真・心理学・俳句。私が出会った3種の神器。大げさかも知れませんが、これからいい具合で3つが溶け合って、豊穣の時を迎えそうな・・そんな予感がしています。

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき