わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

歓迎される多様性とそうでない多様性と

 

 

 多様性、多様性って、電波を繋げば、もう聞かない日はないんじゃない?ってくらい毎日どこかで耳にするようになりましたけど・・・

 

多様性を認めるって何なんでしょうね?具体的にどうすることなんでしょう?

 

正直、よく分からない場面が多いのです。

 

だって、どう考えても、歓迎されてる多様性と、そうでない多様性がある気がするから。

 

例えば、パンに納豆を乗せて食べる人がいる、パンにいちごジャムを乗せて食べる人がいる・・・・どっちもありだよね!だって、ひとりひとり、私たち、違うんだもの!多様性の社会だもん!って感じで、うわ~、多様性最高♪みたいな使い方をする時ってありますよね?

 

じゃあこちらはどうでしょう?

 

 

進学して大学に行くよりも、1秒でも多く将棋のことを考えていたい!自分には世間一般でいうところの学歴への欲はないです!自分にとって天命と思ったことに没頭したいのです!という藤井さんのような人の在り方のこと・・・。

 

 

少し前だったら「そうは言っても大学くらいは出ていないと・・」と言ってた大人たちも、「今は多様性の時代だから、藤井さんのような人がいてもいいよね!」になりつつある。

 

 

 

じゃあ、この場合はどうでしょう?

 

 

人と一緒に居るとどうしても疲れてしまいます。だから、会社へは出勤しません。ずっと自宅で仕事をさせてください。多様性の時代ですから、そういう働き方も認めていただきたいのです。

 

 

これ、正直、「いいよ!」って二つ返事の方と、「うーん・・」って即答できない方といるんじゃないかと思うんですよね。

 

 

結局、多様性を認めるか認めないかって、自分にとって、好都合か不都合か、利得か損かに依拠してしまうことってないかな?ってことなのです。

 

 

でもそれだと、結局多様性って言葉だけが、ミラーボールみたいに世の中でくるくる乱反射しながら踊っているだけ。

 

だって、昔からそもそも多様性だったし、多様性でしかなかったわけで、それを今さらのように声高に叫んだところで何?って思っちゃうような出来事に、多々遭遇するものだから、ちょっと呟いてみたくなってしまいました。

 

 

だから、多様性という言葉に踊らされて、「自分は実はこんなんです!」ってカミングアウトするだけして、それが思いのほか一般大衆には不都合だったもんだから、認められなくて、悪くすると排斥の始まりとかになったりして、かえって世の中からカミングアウト以前より生きにくくなって、自分を追い込んでしまう・・なんて人も増えているように思えてならないです。

 

 

私たちが多様性を受け止められる心の土壌の進化が、多様性っていうキラキラなミラーボールの回転に、ぜんぜん追いついていないこと。

 

 

だからね、多様性って甘い言葉にそそのかされて、全てを明かすのは要注意。

 

私自身も、歓迎されない多様性をけっこう備えてるいる方の人間で苦労しているので、同じような時代の矛盾を感じている方がいるとしたら、ここにも同じこと思ってる人間がいるよって伝えたいです。

 

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき

 

 

 

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