その人にとっての心の傷って、他の人からしたら、「え?なんで?」ってことも多かったりします。
例えば、あなたが姉妹の妹の方だったとしましょう。子どもの頃、お母さんと洋服を買いに行ったとして、姉妹で色違いでお揃いのブラウスを買う時に、お母さんから、
「お姉ちゃんはピンクが似合うわよね、でもあなたは、オレンジの方が似合いそう!」
と言われたとしたら、どう反応していましたか?
「えー!やだ!私だってピンク色が着たい!ピンクー!」
と、自己主張が出来る子だったとしたら、今も割とヘルシーな自己愛をお持ちではないかと思います。でも、ここで、
「そっか、私はオレンジか・・・。本当はピンクも好きなんだけど、お母さんがそう言うんだからそうなんだろうな。」
と思ってオレンジを着ていた子だとしたら、大人になってからも、こんな場面で心がチクチクしていないでしょうか?
女友達3人で、一緒にお買い物に行ったとします。可愛い雑貨屋さんで、素敵なポーチを見つけました。色違いで、「赤・青・黄色」があったので、3人でお揃いにしよう!ということになりました。各々、どの色にする?・・という段階になった時に、
リーダー格のAちゃんが言うのです。
「赤は、絶対にBちゃんだよね~。似合いそう~。〇〇ちゃん(あなた)は、黄色って感じよね~!」
この時、内心赤いポーチがいいな・・と思っていたとしたら、あなたはどうしますか?
「えー!私も赤がいいー!」
と、即座に言えれば、Bちゃんとじゃんけんをするか、だったら要~らない~!と可愛くむくれれば、その日はヘルシーな気分で終われます。
でも、ここで、
「そうだね!赤はやっぱりBちゃんだよね~!」
なんて言って黄色を買おうもんなら、かねてより抱えて来た未だ消えない心の傷がますます強化されてしまうのです。そして、何ら悪気のなかったAちゃんに対して、何故かうっすらと恨みを抱いていくことに・・・。その恨みは、少しずつ、少しずつ溜まっていき、ある時、全く予想もしなかったことで爆発して、大切な関係を、自ら終わらせたりしてしまうのです。
このパターン・・・思い当たる方、いませんか?^^;
根っこにある感情は、「私のことを分かってもらえてなくて、哀しい、悔しい」です。
お母さんも、Aちゃんも、配役としては、
「あなたのことが好きで、よく見ていて、理解している人」
として人生に登場しました。実際のところ、あなたをよく見ているからこそ、
「黄色が似合うし、オレンジが似合う」
と心から思ってるのかも知れない。
でも、あなたは人が何と言おうと、「赤やピンク」が好きだったのです。
その気持ちを正直に言って良かったし、欲しいものが得られないなら、他のものは必要ないと言っても良かった。
これが上手く出来ないために、沢山辛い思いをしてきたのではありませんか?
恨まなくても良かった人を、「自分を分かってくれない、自分を惨めな想いにする人」として、なぜだか切り捨ててきたのではありませんか?
ほんのちょっぴり、勇気を出して、
「私も本当は赤が好き!」
をどうぞ言ってみて~!^^手に入らない時は、「だったら要らない」でいいんだよ~^^
言えなかったモヤモヤが溜まってどうしようもない時には、私がお話を聴きますからね^^
https://form.run/@letter-to-miu
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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写真を眺めてほっと一息^^
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