わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

その人が楽になるのなら手法や技法はなんだっていい

Fujifilm X-T5 with SIGMA 56mm F1.4 DC DN

 

 これも過去に何度も書いていることなのですが、私は、クライエントさんをはじめ、心に傷を負った人が楽になるのなら、手法や技法なんて、なんだって良いと思っています。

 

つまり、加持祈祷・神頼みをして楽になる方ならそうすればいいし、おまじないや占いだっていい。はたまた、オーソドックスなカウンセリング技法でも、精神分析でも、ホリスティックなアプローチだろうと、催眠療法でも、アートセラピーでも、テクノロジーを駆使した最新医学だっていいと思います。とにかく、明日生きることが、ほんの少しでも今日より楽になるんだったら、何でもいいと思う。

 

ただ、その上で、それらのサービスを提供する側に、人間としてのごく当たり前の”良心”があること、「専門家による更なる傷つき」が出来る限りあってはならないという自覚があって欲しいなとは思います。(私自身もそこを何度でも意識しています)

 

 

 

 

 先日、D.M.Wの吉里恒昭先生が主催された講座に参加しました。ゲストとしていらしていたのは、日本におけるポリヴェーガル理論研究の第一人者である津田真人先生と、日本ブリーフサイコセラピー学会・原宿カウンセリングセンターの田中ひな子先生という超スペシャル会でした。

 

 

 

 

 この講座で受け取った気づきと学びの大きさは計り知れませんが、中でも最も私の心に深く残ったのは、昨今の臨床で、

 

「こころが変わればからだが変わる」

「からだが変わればこころが変わる」

 

つまり、(言葉を通じたアプローチを代表とする)認知変容が肝か?
(ボデイワークなどを主とする)身体変容が肝か?

 

というセラピー技法の2極化が起きているという現状を踏まえた上で、そうではなくて、最終的に私たちセラピストやクライエント、ひいては我々人間が共に目指していくべきところは、

 

「ことばに響くからだ・からだに響くことば」

 

ではないだろうか?という見解でした。

 

それが、どんなに最新のモダリティで、エビデンスベースでの効果が認められたものだとしても、クライエントのからだに響かない、からだに響いたことばを導くことがないアプローチだとしたら、そのクライエントには、その技法はあっていないということだと。

 

 

特に、津田先生は、「新しい技法によるマウンティングが起きることがあってはならない」と警鐘を鳴らしておられました。

 

 

 

また、津田先生はこんなお話もされていました。

 

「あなたが気になっている人から”好きだよ”と言われたら、みんなその言葉がどれぐらいホンキなのかを全身で必死で感じ取ろうとするでしょう?私たちには本来、その言葉が出てきた背景を感じとる能力があるんです。でも、最近のAIが製造している言葉は、”WHAT”ばかりに関心がいって、"HOW"の部分、つまり、どんな背景で発せられた言葉かを重視しなくなっている。いま、急速に言葉が記号化してきている」

 

 

と。吉里先生はここで神田橋先生の言葉を引いて、

 

「泣き声を聴きなさい」と仰っていました。

 

 

実は、いつもDMWの講座では黙って聴いているだけの私が、今回初めて発言をしてみたのです!花拾い句会の意義と、活動内容をお伝えしました(参加されている方たちも、大御所の先生が多くて、ほんと緊張しました^^;)。私の中では、今日のテーマに沿っているという確固たる自信があったので。

 

 

ありがたいことに、津田先生と、田中先生からも、「俳句の5/7/5という定型枠のルールのあることや、場づくりの方向性に関しても、とても良い取り組みだと思います」というご意見を頂き、なんと、おひとりの先生から、「うちのピアグループでも、俳句を題材にやってみたいです!」と仰っていただけたことが、本当に嬉しかった。

 

 

まだまだ道半ばであるし、サイコセラピストとしては発展途上の私だけれど、私のことばに響くからだを持っている方だって、この世のどこかにはいるのかも知れない・・・そう思うこともできたから。

 

 

1月半ばから温めていたけれど、「私で伝えきれるだろうか?」と開催告知を躊躇していた無料オンラインセミナーですが、もし聴いてみたい、からだに響くものを感じる・・と言う方がいらっしゃれば開催してみたいと思っています。

 

こちら・・↓

 

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zoomは予めビデオ・音声共にOFFで行います。

リアルタイム参加の方は無料です。
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参加ご希望の方は、公式LINEから詳細をご案内しますので、登録してお待ちください^^。メールの不達問題を回避するためにLINEを使いますが、LINEのアカウントがないという方は、花拾いの庭のメールフォームより、直接参加希望のメールをください。

 

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きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき

 

 

 

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