データ編集で籠っている間に、すっかり街には春が溢れ出しています。今年の春はなんだかせっかちです。ちなみに、チューリップも、ネモフィラも、ポピーも咲いてます。3月、4月、5月が一気に訪れている感じ。もう、私、ついていけません。涙
実はこの2週間、クライアントワーク5案件・同時進行という状態を駆け抜けたわけですが、昨年末、多少無理をしてでも、カメラをα7Ⅳに変えておいてよかった~としみじみ感じた場面が多かったです。
α7Ⅲにした時にも、仕事の効率、とりわけ編集時の”色の追い込み”スピードがアップしたのを感じてはいたのですが、α7Ⅳが切り撮る画は、前機種のそれを何倍も凌ぐスペックでした。恐らくこのカメラを使っていなかったら、今回のような同時多発案件はこなせていなかったと思います。
また、瞳AFの速さは圧巻でした。ピンを外した写真が格段に減りました。実はアクション系の撮影があったのです。が、全くブレてない!普段、スピード感のある被写体をあまり撮らない自分のようなカメラマンをしっかり補強してくれました。
α7Ⅳでさえこれだけの性能なのですから、最近発売されたα7RⅤなどは一体どんな仕事をしてくれるのでしょうか。AI搭載機ですからα7ⅢからⅣのヴァージョンアップなんてレベル幅じゃないんでしょうね。う~ん、興味あります。っていうか、欲しい。
各メーカーさんには”フラッグシップ機”といって、これぞ「The Sony」とか「The NIKON」みたいな顔となるカメラが必ずあります。以前はプロだったらフラッグシップ機で撮るのがステイタス?みたいに言われていた頃もあったのですが、この先はひょとしたら変わって来るのかもと感じます。
現に、AIがカメラに搭載されるようになるということは、カメラがメカというよりは、スマホやパソコンのような「ソフトウェア」としての存在になっていくということ。SONYのα1というフラッグシップ機は100万近くする名機ではありますが、そもそもAIは搭載されていないため、AI関連のアップデートは難しい。となると、α1を手放して、半分以下のお値段(とは言え50万近く)のα7RⅤに乗り換える・・なんて人もこれから増えて来るのではないでしょうか?
某カメラメーカーの技術者さんのお話では、今、カメラ販売のライバルはスマホなんだそうです。あー分かるなーと思いました。だって、スマホがあれば、とりあえず何でも撮れちゃうし、ズームレンズだって不要です。それに軽いから、老若男女、誰にでも使いこなせる。資金が潤沢にあればですが、今のご時世そうもいかないわけで、だったらスマホを選ぶ!と言う選択は妥当ですしね。
とは言え、カメラ文化が廃れていってしまうのは、やはり寂しいですし、次世代に繋いていきたいって私は思うんですけどねえ・・・。
カメラはこの先、”メカ”としての立ち位置から益々コンピュータ化し、「コンピューテイック・フォトグラフィ」というジャンルに変わっていくのかも知れませんが、やはり撮っているのは「人間」であることには変わりません。
何を見て、何を感じ、どう表現していくのか
そのハンドルは私たち自身に託されていること、忘れたくないですね。
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
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写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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写真を眺めてほっと一息^^