昨日あたりから、私の知り合いのカメラマンさんの間でも、こちらが↓盛り上がってきているようです。
ついに!ここまで長かった!とお思いの方も大勢いらっしゃるのでは?
グローバルシャッターってなに?!
え?半押し状態から写真撮れてるってどういうこと?!
犬も猫も鳥も、がっつり瞳AFで追えちゃうの?!
人間の骨格までAIが判断してくれちゃうの?!
ふわあああ~~~????
少し前のわたしであれば、これはもう是が非でも・・なんて思っていたかも知れません。でも、なんだか以前ほどは新機種の発表に気持ちが高ぶらないというか・・・。
理由はたぶんこちら。
最近のプライベートでの撮影は、殆どと言って良いほどこの組み合わせです。
マニュアルフォーカスだから、「あ!撮りたい!」と思った瞬間に間に合わないことだって多々あります。寄り切れないことも多々。だけど、それでも、変な話、ファインダを覗いているだけで、幸せなんですよね~。これが。^^
写真って、
「撮る前」の幸せと、
「撮っている間」の幸せと
「撮った後」の幸せとがあると思うんです。
X-T5とNokton 35mm f1.2の組み合わせの撮影って、この3つが全部ぎゅって詰まってる気がします。この3つが循環するから、次も撮りたいって思うんですよね。このカメラを通して、もっともっと世界を見てみたい。大切なひと・もの・ことを見てみたい。
最近のカメラは、「撮り零し」がないように、どんどん進化してきていますよね。それって、職業カメラマンにとっては当然のことながら、ありがたいことです。クライエントの満足するコンテンツを安定的に提供できるわけですから。
でも、ますます、「その人」が撮る意味がどんどん薄まっていくようにも感じられて・・・。
となると、凄まじい写真は量産され、増えていくけれど、それと反比例するように、ますます写真という「アート」の価値は下がっていくんじゃないのかなあ・・なんて。ギャラリーでの勤務経験を経て危惧していたりします。
健康な身体でシャッターを切れるのが、あと何年なのか分かりませんが、最初にカメラに出逢った時の歓びと共に、最後まで居られたらいいなあ・・って思います。
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
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(60分 3,300円)
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
写真を眺めてほっと一息^^
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