わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

雪の日

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 明け方はまだ霙混じりだった雨に、少しずつ白いものが紛れるようになって、その落下速度が今ではスローモーションで見られるようになりました。

 

 わたしが住んでいるここ多摩地域は、東京都内とは言え、都心の積雪予報は当てはまりません。いつもだいたい23区内に出ている予報にプラス10㎝くらい見積もっておくと丁度な感じでしょうか。

 

 ところで、歳時記では立春の前後で雪の表現が変わることをご存知でしょうか?

 

「雪」はそもそも冬の季語なのですが、他にも、

 

雪の花、銀花、六花(むつのはな)、深雪(みゆき)、粉雪、細雪、小米雪(こごめゆき)、雪華(せっか)

 

などと言われるのに対し、立春過ぎ、つまり春になってから降る雪は、

 

春雪、春吹雪、牡丹雪、桜隠し、淡雪(あわゆき)、泡雪(あわゆき)、沫雪(あわゆき)、綿雪(わたゆき)

 

などと表します。

 

 

注目は、

 

粉雪、細雪、小米雪

 

と、

 

牡丹雪、淡雪(あわゆき)、泡雪(あわゆき)、沫雪(あわゆき)、綿雪(わたゆき)

 

 

の違いです。何かお気づきになりませんか?

 

そう、雪の”サイズ感”なのです。

 

 

春の雪は気温が上がっているため、雪の結晶が融けやすいので淡雪と呼ばれるのですが、融けかかった結晶が互いに密着しやすくなっており、雪片が大きくなるので牡丹雪や綿雪とも呼ばれます。

 

 

一方で、冬の雪は気温が低く、結晶も融けにくいため、さらさらとしていて、手で簡単に払い落すことができます。結晶もくっつきにくいので細かい。真冬の北海道の雪が本州の雪に比べて”べちゃっ”としておらず、”パウダースノウ”(粉雪)等と呼ばれているのはそのせいですね。

 

 

 さて、今日の雪はどんな降り方?積もり方?融け方?でしょう。歳時記が示しているような「春の雪」を感じられるでしょうか?

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき

 

 

 

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