わたし歩記-あるき-

*心理士を目指す写真家の学びの記録*

からだ体験モードで学ぶカウンセリング

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からだ体験モードで学ぶカウンセリング

藤原勝紀著

 

SE™療法をクライエントとして知れば知るほど
身体を通してこころの動きを体感してゆくことの
大切さを痛感しているのですが、
タイトルが気になって読み始めたこちらの本にも
実際のカウンセリングの現場において
カウンセラーがクライエントと
どのように向き合ってゆくべきかを示唆する
興味深いヒントが書かれていました。

 

私が思わずハっとしたのがこちらの
手を使ったワークです。

 

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先ず、右手と左手を「お祈り」をする時のように
ぎゅっと組み合わせます。


次に、下の写真のように、左と右の人差し指を立て、
できるだけ互いを外側に反らせるようにしてみます。

 

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反らせたままにするのは、
けっこう、力が必要です。

 

しばらくそうしていると、どうなるでしょうか?

 

 

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私は、こうなりました。
しばらく、その状態を身体とこころで味わってみます。

 

 

次に先ほどとは違い、手の指は組み合わせず、
下の写真のようにぐーのこぶし状態でくっつけて、
同じように左右の人差し指を立てたままにします。

 

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しばらくそのままにします。
するとどうなるでしょうか?


あくまで私の場合ですが、
こうなりました。

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しばらく、このままの状態を
こころと身体で味わいます。

 

 

最後は左右のこぶしを10㎝ほど離し、
先の2例と同じように左右の人差し指を立てます。
そう、こんな感じに・・・

 

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しばらくそのままの状態でいます。
するとどうなるでしょうか?
私の場合ですが、こうなりました。

 

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しばらく、この状態をこころと身体で味わいます。

 

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著者の藤原氏は、この3パターンの指遊びを
カウンセリングにおいて
クライエントとカウンセラーとの間で起きている
典型的な現象だと述べています。

 


先入観を持ってしまわないように、
内容についてあまり詳細なことは
敢えて申し上げませんが、
最初に紹介した「祈り」の指組状態のように、
クライエントとカウンセラーに
深層心理部分で共感が築かれている時、
表面上は互いにどんなに反発しようとも
こころとこころは「ぴったり」と
隙間なく自然に寄り添い、そこには
どちらかが押すことも引くこともない、
無理のない安心と、心地よさが広がってゆく・・・。
 
これは、ポリヴェーガル理論で言うところの
「恐怖のない不動化」状態と同じだなと感じました。

 

その感覚を、「頭」ではなく
「からだ」で体感できるのが
このワークであると思います。

 

他の2パーターンについては
どんなことを思うでしょうか?
またそれぞれのパターンは、
カウンセリングにおける
どの段階の状態を表していると思いますか?

 

インテーク段階でしょうか?
もしくは、アセスメント段階でしょうか?
他にもカウンセラーひとりひとりにとって、
各パターンから思いつくカウンセリング段階は違うと
藤原氏は言っています。


この本を読んでからと言うもの、
人と人との関係を振り返りながら、
私はついつい手を組んでしまうのです。