朝一で今日は新宿の北村写真機店で開催中の、フォクトレンダー展を見てきました。
一度使ってしまったら、その描写に魅了されない人なんて居ないのではないでしょうか?ただ、その「一度使うまで」が、なかなかハードルが高いのだとは思います。マニュアルフォーカスというのがね・・やはりそこで足踏みをされる方も多いのでしょう。
展示会場には、同じマットと同じフレームで額装された作品が、1mmの狂いもなく整然と飾られており、それはもう見ていて最高に気持ちが良かったです。全てが写真の展示と言うのもいい。写真が「アート」として大切に扱われている場所と言うのは、写真家にとっては本当に嬉しいものです。
「あ、この写真素敵!」と思ってキャプションを見ると、かなりの確率でライカで撮影された作品でした(次に多かったのがFujifilmのカメラ)。他にもSONY αやNikonで撮影された作品もあるのに、です。こういうのって理屈じゃないんでしょうけど。
どの作品も、エネルギーがとても静か・・・。
内省的と言うんでしょうか・・・。
瞑想的な気分になってきて、いつまでも見ていられそうでした。
マニュアルレンズならではの描写なのかも知れませんが、「速さを写し撮った」・・みたいな作品が1枚もなかったような気がしました。
「早く、速く!」
「もっと、もっと精確に!」
「もっと、SNS映えする写真に!」
みたいな流れに、この頃ほとほとついていけなくなっていましたが、こんなゆったりした時間を写真を通して過ごせたのは久しぶりで、とっても満足しました。
私もいつかフォクトレンダー展に参加してみたいです。というか、フォクトレンダー好きの女性写真家さん同士で写真展やってみたいって思いました。(何故か、今回の展示の参加者さんは全員男性だったので^^;)その前に仲間を見つけなくちゃですね!
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
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(60分 3,300円)
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
写真を眺めてほっと一息^^
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