
先日、こちらの記事で天照大神の岩戸開きのお話を、自律神経系の視点から深掘りしてみました。
hanahiroinoniwa.hatenablog.com
実は、高天原を追われた須佐之男命(スサノオノミコト)は、単身出雲へと向かうのですが、そこであの有名な八岐大蛇のお話が誕生します。
今日は、ヤマタノオロチの物語を、パーツ心理学の視点で深掘りしてみようと思います。

八つの頭を持つ蛇。
(AIに画像生成してもらったのだけど、微妙に頭数が足りない?^^;)
それは、ひとつの巨大な怪物というより、
8つの衝動、8つの反応、8つのこころの働きの象徴だと考えることはできないでしょうか?
恐れ。
怒り。
疑い。
恨み。
孤独。
警戒。
防衛。
そして、生き延びようとする力。
この怪物を退治するために、スサノオはどうしたのか?
彼は、いきなり剣を振るったわけではありません。
まずお酒を用意します。
8つの甕に酒を満たし、8つの蛇がそれを飲み、心地よく眠るのを待ちます。
力でねじ伏せるというより、相手の性質を理解し、その動きを読みながら近づいていく選択をしました。
これは、どこかパーツワークで自分の内面と向き合っていく作業に似ています。
お酒というのは、「共感の場」の象徴です。パーツひとりひとりと対話し、安心・安全の場を作り出すのです。
私たちの中の「オロチ」たちもまた、ただ排除すればいいものではありません。ひとり、ひとり、言い分があって、誇りがあって、生き残りたいと思っている存在なのです。
怒りのパーツは、
境界線を守ろうとしているのかもしれない。
疑いのパーツは、
もう傷つきたくないと言っているのかもしれない。
怖がりなパーツは、
かつての経験を忘れないよう
見張りを続けてくれているのかもしれません。
須佐之男命が、オロチを「十拳剣(とつかのつるぎ)」切り裂いたとき、
その尾の中から、後に三種の神器のひとつとなる、草薙の剣が現れます。
恐ろしい蛇の中から、大切な宝が出てくる。
この場面は、いつも不思議で、ある意味真理だなあと思います。




