わたし歩記-あるき-

あなたの未完了の物語を身体アプローチと対話で再編集する心理カウンセラー のブログです

闘わずに生きるための、”神経系”の土台

 

 私たち人間は、心や身体が乱れているときほど、周りの刺激に対して敏感になります。寝不足の日は、相手の何気ない一言が、やけにカンに触ったり、涙が溢れ出たり・・。


以前の私は、その理由も分からずに、不安定で所在ない自分のことを、「なんでわたしって、こんなに弱いんだろう」「根性がないんだろう?」と自分を責めていました。

 

あるとき、仕事でほとんど眠れない日が続いていた時期があったのですが、普段は笑って流せるような友人の冗談が胸にズドンと落ちてきて、噛みつきたいような、息が詰まるような・・自分でも制御不能な感覚になったことがありました。

 


随分とあとで学んで知ったことですが、あれは脳の扁桃体が過敏になっていたから生じていた反応でした。

 

 

hanahiroinoniwa.hatenablog.com

 

 また、忙しさにかまけて、食べることがおざなりになったり、後回しにしていた時期もありました。バランスが偏っていたり、栄養が足りないと、頭がぼんやりして、誰かの言葉の意図を何度も読み間違えたり、自分の考えにも自信が持てなくなったりします。


この場合、「人間関係がうまくいかない」のではなく、ただ血糖値のジェットコースターに乗っていただけだったのだと、後になって気づきました。

 

 

 運動不足が定番化していた頃は、自分の身体の輪郭すらあいまいで(他人との境界線が薄いのですね)、まわりの空気にすぐ巻き込まれて、流されていました。

そんなときは、相手が怒っているわけでもないのに、なぜか自分が悪い気がしていました。あれも、身体感覚が弱まって“自分の身体の軸の位置”がわからなくなっていただけだったのです。本当は、わたしが悪いわけでも、わたしが相手の不機嫌の直接の原因でもなかったのに・・です。

こうした状態では、人との関わりが「交わり」ではなく、「闘うor 逃げるの反応の連鎖」になっていきます。

 

自分の不安定さが、そのまま相手との距離感を決めてしまっていたのです。

 

 

以前は、この状況を意志の力だけで乗り切ろうとしていました。

 

「もっと強くあらなきゃ」「しっかりしなきゃ」と自分に鞭を打ったり、ごりごりのコーチングを受けていたころは、「わたしはできる!」みたいな言葉を半狂乱で呟いてみたりしたこともありました。^^;


けれど、それは我慢や義務感の上に立った“形だけの自分”で、ある日ぱたりと限界が来てしまいました。


いま思えば、あれはバーンアウト(燃え尽き)の入り口だったのでしょう。

 

今はわかっているのですが、人と自然に関わるために必要なのは、優秀な「コミュ力」なんかではありません!!

 

 時々、話し方講座や性格リフォームの講座に何百万も投資したのに、成果がまったく出ないという方がいらっしゃいますが、表に見えている小手先の技術以上に大切なのは、自分の自律神経と身体が落ち着いていることです。

 


その土台が整っているならば、コミュニケーションは思っている以上にスムースに進み始めます。

 

私自身も、自律神経が整ってくるにつれて、人間関係の風景が変わっていったのを経験しています。

 


「笑顔でいなきゃ」「嫌われないようにしなきゃ」と気を張らなくても、なぜか周囲が穏やかになっていった・・・。反対に、「嫌われないようにしなきゃ」と緊張で頑張っていた人間関係は、整理され、次第に疎遠になっていったのです。

 


それは、私が努力したからではなく、ただ“安全な空気”をまとえるようになったからだと思います。

 

 

自律した人が、特別な努力をしてなさそうなのに、自然に愛されるように見えるのは、その人の存在そのものが相手の神経にとって安心材料になるからです。

 

無理に好かれようとしなくても、声や視線や間合いに穏やかさが宿り、相手の神経がやわらぐからです。


これは性格の問題ではなく、「安全を届ける身体」の働きです。

 

ただし、ここに注意してほしいのですが、どれだけ自分が整っていても、必ずしもすべての人と馬が合うわけではありません。

 

 

相手の側が、自律した態度を「冷たさ」だと誤解する場合もあるし、ずっと防衛モードにいて、安全を受け取れない・・・・そんなことも往々にしてあります。

(以前もブログ記事の中で、愛着トラウマの方が、ヘルシーな愛着の方を冷たいと判断してしまい、ヘルシーな人間関係から、逆に遠ざかってしまう話を書きましたよね?)

 

私は以前、優しく接してくれた方を誤解し、距離を置いてしまった経験があります。
当時は、自分でもどうしてこうなってしまうのか、何がいけなかったのか答えを探しました。今ならその理由はわかります。

 

あれは「相手が悪かった」のではなく
「私の自律神経が、相手のヘルシーな静けさに、心地よさを感じられなかったのと、まだ、安心できなかった」というだけだったのです。

 

人は、自分が育ってきた環境で身につけた“神経系の言語”で世界と関わろうとします。


強い感情や要求が当たり前だった家庭では、穏やかさがかえって不安材料になることがあります。(これが、愛着トラウマを負った方が、わざわざ自分が傷つく環境を選んでしまう要因のひとつです)やわらかな感情が、むしろ不気味で、恐ろしく感じられてしまうのです。

 

だから、あなたがもし、整った前、整った後、どちらにせよ、相手と相容れない時には、

 

「今はお互いの自律神経系が、ちょうどよく接続できないだけなんだ」と考えてみてください。

 

そこに自分を責めたり、相手を責める必要もありません。自律神経が整ってくると、依存も執着も起きにくくなります。

 

「誰かに埋めてもらわなければならない空白」がなくなるからです。
自然でヘルシーな境界線を構築するに従って、支配や搾取の対象にもなりにくくなります。

 


心(感情)以上に、身体の声は正直ですし、こちらの呼びかけに対して、誠実にこたえてくれます。感情は簡単に嘘をつきますが、身体にはそれが不可能です。

 

眠いときは、我慢をせずに寝てしまいましょう!お腹が空いたら食べましょう!
苦手な人とは、無理に作り笑顔で話さなくていいんです!

 

いの一番に身体の安心・安全の確保です!
心はその次・・・・・

 

この順番を、守れるようになってから、

 

「ヘルシーな人間関係は、関わろうとしなくても、自然と起きるもの」

 


ようやくその意味が腑に落ちるようになりました。

 

 

 

 

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

あなたの未完了の物語を身体アプローチと対話で再編集する心理カウンセラー
・愛着の傷 / 生きづらさ / 発達凸凹
・身体アプローチ × パーツセラピー × 原始反射統合
・心の安心基地をつくっています
日本心理学会認定心理士 / 療育整体師

さとうみゆき

 


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来月12月20日、対面でのイベント「DELIGHT」に参加させていただくこととなりました。場所は、東あずまの「表現スペース」です。日頃からとても仲良くしていただいている、イベントの主催者さんから出展のお声がけをいただきました。

普段はオンラインのみでのセッションなので、対面セッションは妙に緊張しますが^^;。おそらく対面セッションの機会は、今後あまりない予定ですので、年末のお忙しい時期かと思いますが、お時間のある方は、ぜひ遊びにいらしてください。イベントということで、敢えてちょっと面白いメニューも加えました。