
「どうしてわかってくれないの?」
そう思っているとき、もしかしたら、あなたは相手の境界線を越えて侵入してしまっているのかもしれません。反対に、「どうしたらこの人の期待に添えるんだろう?」と思い悩むとき、相手にあなたの境界線の侵入を許してしまっているかもしれません。
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人間関係で感じるもやもやや疲れの多くは、この「境界線(バウンダリー)」が関係しています。私のセッションでも、この“境界線”を丁寧に学ぶ時間をとても大切にしています。
一番わかりやすい境界線は「皮膚」
「境界線」と聞くと少し抽象的に感じるかもしれませんが、
一番わかりやすいのは皮膚(はだ)です。
皮膚は、自分の内側と外側を分ける、物理的な境界線。
ここを境に「自分」と「外の世界」が分かれています。
目に見えないオーラや気といった言葉もありますが、
まずは「皮膚」という現実的な感覚から意識してみましょう。
境界線があいまいになると、起こりやすいこと
愛着に傷がある人や、なぜか人に利用されやすい人、頼まれると断れない人などは、
自分と他人の境界線があいまいになっていることが多いです。
試しに、いま自分の腕や手をやさしく撫でてみてください。
皮膚に意識を向けることで、「ここまでが私」という感覚を取り戻すエクササイズとなります。まずはその小さな一歩から、境界線を感じていきましょう。
境界線があいまいな人が“狙われやすい”理由
境界線がゆるい人は、知らず知らずのうちに、
他人から侵入されたり、搾取されたりしやすくなります。
そして、残念ながら、搾取する人はそういう人を見分けるのが上手です。
たとえるなら、鍵のかかっていない家や、外壁のない家のような状態です。
中が丸見えなら、泥棒も入りやすいですよね。
しかも、家の中が荒れていると、これはちょうどいいや!と居座られてしまうこともあります。逆に、とても魅力的な家財で整っていると、「これが欲しい」と盗まれることも。それが人間関係の中で起こると、私たちは深く疲弊してしまうのです。
まずは「自分の扉」に鍵をかける
だからこそ、自分の境界線を作ることがとても大切です。
あなたを大切に扱ってくれるヘルシーな人は、同じように自分の境界線を持っている人です。そういう人は、いきなり入ってきたりしません。
ちゃんと扉をノックして、「入ってもいいですか?」と確認してくれます。
そして、あなたにしっかりした境界線があると、「この人は安心できる」と感じてもらえるのです。
なぜなら、彼ら自身も、自分の境界線を乱されることを望んでいないからです。


