わたし歩記-あるき-

あなたの未完了の物語を身体アプローチと対話で再編集する心理カウンセラー のブログです

悩みの解決とは悩みが消滅することではありません

 

 最近、この記事をきっかけに傾聴セッションへお申込みくださる方が増えてきました。

 

 

hanahiroinoniwa.hatenablog.com

 

心理カウンセラーの傾聴を受けるのが初めての方もいれば、これまでに何度かセラピストのセッションを体験されてきた方もいらっしゃいます。


最近は新しくお申込みくださる方が増えてきましたので、これまでにも何度か書いてきた内容ではありますが、あらためて、私がセッションで大切にしていることを書こうと思います。

 

それは、

 

カウンセリングのゴールとは、悩みが解決することではなく、

あなたが安心して悩めるようになること

 

ということです。

 

もちろん、カウンセリングを継続していく過程の中で、あなたにとっての”悩みが解決する”状態が訪れる場合はあります。

 

例えば、こんなケースです。

 

 会社に嫌な上司が居たとして、その人から酷いパワハラを受けていたとします。あなたはその上司のせいで、うつ病になってしまい、会社に行けなくなっています。会社には行きたい・・でも、あの上司がいる限りは、行ったところで状況は変わりません。上司の顔を思い浮かべただけで、頭痛や吐き気や下痢が止まらなくなってしまう。

 

「あの上司さえ居なければ、もっと安心して仕事が出来るのに・・・」

 

カウンセリングでの話の中心は、当然、その上司のこと。そうこうする内に、その上司に辞令が出て、地方に出向になったとします。上司の存在が悩みだったあなたは、安心して仕事へ行けるようになりました。あなたの悩みの種はなくなりました。

 

 

このケースの場合、問題の原因は外的環境であるため、それが取り除かれれば、悩みは確かになくなります。ですが、ここで忘れてはならないのは、

 

悩みの種(外的環境要因)は消えても、あなた固有の”悩み方”(内的環境要因)は消えてはいない

 

ということなのです。(精神科医療以外の特に民間の)心理カウンセリングの現場で扱えるのは、実のところこの部分(悩み方への対処)だけなのです。

 

 

「正しく悩む」・・・というと語弊があるかも知れませんが、ヘルシーな人生を送っている方というのは、このスキルを大なり小なり使っています。

 

 

それは、自分ではどうにもならないほど困った時に、適切な助け・サポートを、信頼のおける誰かに求めることができる能力でもあります。

 

 

 セッションの中で時々、「AかBか、どちらの方が良いでしょうか?」と尋ねられることがありますが、基本的に私は、その方にとって、命の危険に関わること以外は、

 

「どちらにしても、後悔しない方を選んでください。ただし、選ぶ時には、お腹が空いていないとき、焦っていないとき、たっぷり眠った後でにしてくださいね」

 

と伝えます。答え・正解が欲しい方にとっては、物足りなく感じるかも知れませんが、とどのつまり、人生、最期の瞬間まで、人の悩みはなくならないと思うのです。

 

「安心して悩む」ことを、自分に許可していく・・・それがカウンセリングでお手伝いできることだと思っています。

 

その「安心」の土台作りのメソッドでしたら、一緒に体験していけるのではないかと考えております。

 

 

「悩みの解決」とは安心して悩めるようになること・・・。

 

 

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

ありおりカウンセリング
写真家・認定心理士,産業カウンセラー

さとうみゆき

 


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