
韓国の小説家の作品を、最近、立て続けに読みました。いろいろな国の小説の翻訳本に8月は触れたのですが、韓国の作品が、圧倒的に読みやすいのはなぜだろう?文化的に親近感があるということもあるとは思うのだけど、恐らく、文章、単語の並び順、つまり”文法”が日本語と近いことが関係しているのではないか?という推測は、否定できないと思いました。
具体例を示すと・・・
↓ ↓
英語は「主語+動詞+目的語(SVO)」
日本語と韓国語は「主語+目的語+動詞(SOV)」の順番です。
日本語:私は本を読む。
韓国語:나는 책을 읽는다.(私は 本を 読む)
英語: I read the book. (私は 読む 本を)
パレスチナの作家の翻訳本を読んだ時に、文章と言う水が、どうにもこうにもサラサラと自分の全身を流れていかなかったもどかしさというのは、この点が関係しているような気がしてならないのです。あ・・あくまでも、これは、私の感覚なのですけどね。
で、今日お話ししたいのは、カン・ファギルの『大丈夫な人』です。
うーーーーーん・・・・こ、怖かったな💦
9作品が収まったオムニバスなのですが、そのどれもが、怖い💦
とは言え、心理職をされている方には、激しくおすすめしたい作品です。
というのも、裏テーマがずばり”自己愛性パーソナリテイ障害”だから。
ここで、訳者のあとがきを引用します・・
作中で起きる出来事は、私たちが日々目にするニュースや見聞きする体験とそう大差ない。にもかかわらず怖い。ぞわっと肌が泡立つ感覚がある。・・・(中略)主人公の不安が主人公への不信になり、やがては読者の不安になる。そてこそが作者のねらいである。
この感覚を小説という媒介を通して体験することで、NPD(自己愛性パーソナリテイ障害)事例で心を壊してしまったクライエントたちがおかれている状況を、冷静にじっくりと分析・受信することが出来るように思うのです。
NPD事例で傷ついてしまったクライエントさんというのは、何重にも入れ子状態になった、ダブルバインドの楔が絡みついた中で、これまた何重もの呪いにかけられたかのように、自分を信じられなくなっています。自分や他人を信じようとすればするほど、不信が募る・・とでも言いましょうか。純粋な優しさを信じれば、信じるほど、それが崩壊していくような恐怖の中で、その楔を断ち切って、自己回復に向かわせるには、カウンセラーもクライエントも相当な覚悟とパワーが必要になってきます。
改めて、私も勉強のし直しが必要だと感じました。
と、今回はこれ以上、多くを語らずレビューを終えたいと思います。
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
ありおりカウンセリング
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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