わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

”ひとめ惚れさせる能力”が求められる世の中で

 

 先日、「第一印象が薄いみたいで、集団の中で存在感がないことが悩みです」というクライエントさんのお話を聴く機会がありました。実はこれ、私も同じ思いを抱いていた時期が長かったので、非常によく分かる話だなあと思って、伺っていました。こちらは覚えていても、「え~っと、誰でしたっけ?」とかしょっちゅうなんでね^^;いつか探偵事務所の就職面接に行ってやろうと思ってるくらいですから。(苦笑)

 

 

 今はSNSや通信手段の発達によって、私たちは誰とでも簡単に繋がり、親しくなれる時代に生きています。そのため、一目見ただけで相手に強い印象を残す「ひとめぼれ力」を持つ人ほど、有利であることは認めざるを得ません。

 

 しかしその一方で、「時間をかけてじっくり関わり合い、相手を知り、信頼や愛情を育むプロセス」は、どんどん希薄になっているように感じます。

 

事実、株式会社マンダムの調査では、SNS上の印象と実際に会ったときの印象が「違った」と答えた人が約7割にも上るというデータもあります。

 

 花拾いの庭では、こうした時代の流れに逆らうわけではありませんが、「淡く、しかし永く人とつながり続ける力」を育むことを何より大切にしています。

 

花拾い句会をはじめとする場づくりを通じて、一人ひとりが無理なく交流し、お互いを深く知る土台を整えているのはそのためです。

今時便利なグループLINEを作らなかったり、頻繁にリアルイベント等を開催しなかったりするのも意図的なものです。

 

コミュニテイの人数が増え、人間関係が密になればなるほど、必ずどこかに理不尽な権力構造が生まれます。故に、絶妙な「腹八分目の交流の場」を意図して運営しています。

 

そこを目指す理由は、私自身、過去に異常に密なコミュニテイでの関係性で、トラウマになるほど苦い経験をしたことがあるためですが、たとえ主宰者である私との関係が気まずくなったり切れたとしても、個人間の責任において、メンバー同士のつながりは続いてほしい――そんな願いを抱いています。

 

 

 加速し続ける世界の流れにただ身を任せるのではなく、まるで大きな水がめに一滴ずつ雫を注ぎ込むように、一人ひとりと丁寧に向き合い、理解を深める場所。そういう”ガラパゴス的”な場を今後も大切に育んでいこうと思っています。

 

 

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

hanahiroinoniwa.hatenablog.com

 

 

ありおりカウンセリング
写真家・認定心理士,産業カウンセラー

さとうみゆき

 

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メッセージから「食いしばり」「巻き肩」とそれぞれ送っていただくと、対応した動画が届きます!^^