先日、研究会で久しぶりにNVCの講座を受ける機会がありました。
NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)とは、1970年代に、アメリカの臨床心理学者マーシャル・B・ローゼンバーグ博士によって体系化され、提唱された、自分の内と外に平和をつくるプロセスです。
「相手に言いたいことが上手に伝えられない」
「つい喧嘩ごしで要求をしてしまう」
そんな方におすすめしたいプロセスです。
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具体的にNVCはどのように行うのか?というと、何か心を強く揺さぶられるような特定の出来事が起きた時、それらを観察(Observation)、感情(Feeling)、ニーズ(Need)、リクエスト(Request) の4要素に注目しながら、自身の内なる対話や、相手の言葉の奥の意図の推測、相手との対話を行います。
実はこれらのプロセスというのは、IFS(内的家族システム療法)にそのまま通じることに、現在セッションが進行中の方はお気づきではないでしょうか?
自分の中のパーツを
観察(Observation)することで、
どんな言葉を発しているか、身体にどんな症状として現れているかを見ていきます。次に・・・
感情(Feeling)、
それがどんな感情なのかを見ていきます。悲しんでいるのか?それとも怖がっているのか?等、じっくりと向きあっていきます。
更に、その感情を感じているパーツたちが何を望んでいるのか?
ニーズ(Need)、
を聴いていきます。最終的には、そのニーズを叶えるために、セルフとしての自分は、どうしたらいいのか?どうして欲しいのか?
リクエスト(Request)を聞き取ります。さらには、セルフとしてパーツに対してニーズを伝えていきます。
つまり、IFSとNVCは、とても相性が良いのです。^^
NVCでは、これを自分以外の他者との間にまで広げ、同様に行います。そうすることで、共通のニーズが見つかったとき、そこには対立ではなく「繋がり」が・・という流れが生まれるのですが、ひとまず他者とのNVCプロセスに進む前に、自分自身のパーツとの間で、丁寧にNVCをしていくことで、次の他者とのステップにもスムースに進めるようになります。
NVCを学んだのは今から5年ほど前ですが、今再び学ぶと、当時はよく分かっていなかったことが、「なるほど!」と腹落ちするから面白いです。
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
hanahiroinoniwa.hatenablog.com
ありおりカウンセリング
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
心のもやもやは、大きくなる前に話して、ケアしていきましょう^^
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