わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

不登校クエストの著者内田拓海さんの講演会に参加

 

 昨日の午後は、地元の公民館のつどいで開催された、作曲家の内田拓海さんの講演会に行ってきました。

 

 内田さんと言えば、こちら・・・

 

 

 

『不登校クエスト』の著者です。

 

内田さんは保育園でのトラブルをきっかけに、小・中学校の9年間を一度も登校せずに過ごしました。その間、ネットゲームや読書、絵画など、自分の興味を追求しながら独自の学びを続け、15歳で通信制高校に進学し、坂本龍一の「戦場のメリークリスマス」に出逢ったことをきっけとして作曲への興味に目覚め、高校からピアノを始め、東京藝術大学の作曲科に合格した方です。本書では、彼の不登校時代の経験や学び、自らの道を切り拓く姿勢が描かれています。

 

 

 「不登校」というテーマに関しては、これまでも実に様々な視点や立場の方が本を出されています。そして、それらを分析してみると、だいたいが次の2つに分けられていたように感じます。

 

①行きたくないなら、学校なんて行かなくていい!今の学校制度が悪い、社会が悪いんだ!

(→当事者目線)

 

②どうしたら不登校の子が学校へ行けるようになるのか?その対策とは?不登校の子の心性とは何か?

(→専門家や親御さんを対象としたケアのための内容)

 

 

正直、講演を聞くまでは、彼の話の内容も①か②のどちらかに寄った内容なのではないか?と思っていました。でも、いざお話を伺ってみると、内田さんの主張は、そのどちらでもありませんでした。

 

 

確かに、彼は小学校・中学校の9年間を不登校児として過ごしたのかも知れません・・。ですが、すべてのお話伺って、私がこの日、理解した彼という人間は、常に自分が何をしたくて、何が好きで、何に情熱を持ち、抱いた夢や目標をこの手につかむためには、今ここで、何をするかを選択し、どこへ向かい、どんな人と出逢い、何をするべきなのかを、考え、行動し続けた人であった・・と言うことでした。徹底的に「自己認知」のセンサーを磨き続けてきた人だということ。

 

「行きたくないなら、学校へなんか行かなくてもいい!」

 

という主張は、彼からは一回も出ませんでした。でも、もし、彼が、自分の想いを具象化するために、「学校は必要ないな」と考え、判断したのであれば、彼は行かなかったのだろうとも思いました。

 

 

とても、ふんわりとした語り口調ではあったけれど、彼が生まれてからの二十数余年で歩んできた道は、本当は、誰にでも実行可能で、でも、誰もが”おざなり”にしてきたことなのだろうと思いました。

 

 

「事実世界」に、どんな自分の価値観、概念を、都度、都度、掛け合わせて、自分だけの「現実世界」を創造していけるのか・・・、それこそが、誰もが手に出来る本当の自由である・・・、彼の主張は、その1点に集約されていくのではないかな・・と思いました。

 

 

興味のある方はぜひ著書を読んでみてください!

 

 

そして、昨日は、生演奏もあったのですが、素晴らしかったです!

 

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2月の読書会はお休みします^^

 

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

ありおりカウンセリング
写真家・認定心理士,産業カウンセラー

さとうみゆき

 

 

 

 

 

 

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