自分が人から好かれているか、気になって、気になって、仕方がない時期がありました。そんな時って、自分が好き好んで人の感情の奴隷になっていることにさえ気づけないもので、どんどん自分のエネルギーが枯渇していってしまうんですよね。
思い出して欲しいのは、
あなたが本当に大切に思う人は誰ですか?
ということ。
思うに、
自分が好きな人 < 好かれたい人
になっている時って、自律神経においては、自分の命が脅かされているのと同じぐらいのSOSを発しています。
そんな時は、「私が本当に好きな人、大切な人は誰?」
と、自分に声をかけてみてください。
もし、名前が浮かんだら、その人と最後に話したのはいつだったか?その人と最後に会ったのはいつだったか?を思い出してみてね^^
ひょっとして、もしかして・・・その人のこと、ほったらかしにしていませんか?好かれたい人への応対にかまけて、おざなりにしていませんか?
私ね、これ、やってたんですよ。
でもね、愛着のトラウマを持ってる人ってね、自分に冷たくして来る人や、自分に意地悪してくる人にほど、好かれたくてなぜか頑張ってしまうの。幼少期に得られず、完了していない欲求を、似たタイプの人を周りに置いて、無意識下で求めているからなのだけど、これをやっているとね、本来大切な人と楽しく過ごして良いはずの時間を、無駄遣いしていることになっちゃう。
だから、愛着の傷を持っている人が、先ず超えないといけないのが「孤独」への恐怖。「ひとりになる」覚悟です。
ここに立てるとね、ひとり、ふたり・・って具合に、本当にあなたを大切にしてくれて、あなたも大切にしたい人間関係の中に身を置けるようになっていきます。
それから、「好きな人は誰?」って自分に質問をしたけど、誰も浮かばないって人はね、先ずは、自分のことを好きになるところからはじめたら良いと思う。
自分のことが嫌いのままだと、自分を軽んじ、虐めてくれる人を周りに置きたくなっちゃうんです。認知的不協和って知ってますか?
人間って、自分が信じている概念を、どうあれ証明しようとする生き物で、こんなにも嫌いな自分が好かれたら認知と矛盾するでしょう?だから、嫌われていないと逆に居心地が悪いと感じてしまうのです。
でも、「なんかおかしい!」って思うようになったってことは、自分のことが好きになり始めているってことだし、自分はもっと大切にされて良い存在だって、心のどこかで思えているからなの。これは希望です。
人に好かれたくて仕方のない時って、実は誰のことも好きじゃないのかも知れない。
あなたが本当に大切にすべき人は、誰ですか?^^
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
ありおりカウンセリング
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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