先日、簡易人間ドックで身体のあちこちを検査したと書きましたが、面白い発見があったのでお話したいと思います。
実は20歳を過ぎた頃から私はずーっと左右不同視(所謂、ガチャ目)でした。具体的な数字で言うと右の方が悪くて0.4~0.7。左の方が良くて1.5~2.0という具合。
20代の頃は、若さもあってか両目で見ている分には何も不自由を感じなかったので、眼鏡もコンタクトも使わない生活をしていました。ただ、20代の後半には、「どうしてこんなに首と肩が凝るんだろう?」と、早くも肩こりの自覚症状がありました。
30代に入ると、肩こりが慢性的になっていきました。呼吸の浅さに気づき始めたのもこの頃だったと思います。まるでいつも高山に居るかのように、必死に呼吸をしている自分が居ました。10回に2回くらい、お腹の方まで酸素が吸えている感じ。後は、気持ち良く吸えないし、吐けない感じ・・・。
40代半ばのある日、それまでよく見えていた左目で、近くのものが見えにくくなりました。そう、老眼のはじまりです。これまでも、左目の方が遠くまで見えていたのですが、更に遠くまで見えるようになって、加えて右目まで近くが見えにくくなりました。でもまだ左目よりは近くはかなり見えやすいかな?という感じでした。肩こりは最高潮!首から上だけを切って、挿げ替えたい!と思うまでになりました。呼吸も相変わらず苦しいまま。時々、このままでは窒息してしまうのでは?と思うほどの時もありました。
そして50代。整体に定期的に通うも、肩こりは整体の先生から見ても異常なレベルだったみたいでした。昨年の検査では、左右の視力は1.5と0.4と倍以上開いてしまい、頻繁に眼鏡を作り変える事態となっていました。
それがです!今年の視力検査の数値を見て驚きました!
左目0.8、右目0.7とほぼ数字が揃ったのです!気づけば以前のような肩こりもなくなっていて、逆に1年前の眼鏡の度数が合わないので、近いうちに作り変えなくては!という状況です。
30年以上、悩んできたガチャ目。どうして今になって、しかもたった1年で改善されたのだろう?と考えた時に、いくつか思い当たるのは、やはり左右の脳へのソマテイックなアプローチを継続してきたことなのではないかと思いました。
原始反射の統合ワークは左右の脳のバランスをとる動きをするのですが、まさにこれが功を奏したのではないかと思うのです。
私の場合は左目が利き目だったことになりますが、右脳にものすごく負担がかかっていたということだと考えられます。右脳というのは、言わずとしれたトラウマが刻まれている脳です。原始反射の未統合が統合されることで、先ずは身体に安心・安全が構築されたのでしょう。そして適切なアプローチと共に、穏やかに発達性トラウマが解放されていったことになります。
私の場合、更に良かったのは、そこにベリーダンスという趣味の後押しがあったことでした。ベリーダンスの基本の動きは、すべてこの原始反射の統合につながるものだったのです。
右脳と左脳のバランスが取れたことで、人間関係しかり、物事のとらえ方がマイルドでヘルシーになっていきました。
アンバランス・不安定な中でこそ生み出されるアート作品や言葉もあったけれど・・・それらを引き換えにしてでも、今、この身体と穏やかに暮らせている自分が居て、この暮らしを、私はとても気に入っています。
先日、たまたま神田橋先生の本を読む機会がありました。いつか読みたいと思っていたのに、数年経過していた本でした。
内容を読んで驚きました!私の心身が統合されていった過程が、そのまんま書いてあったからです!!神田橋先生の偉大さを感じずにはいられませんでした。
これは今だからこそ、読めた本だったのだと思いました。
第4の発達障害と言われている「愛着障害」の存在は、この先、どんどん認知されていくことと思いますが、回復のプロセスを30年かけて自分の中で落とし込めた自信は、きっとどこかのタイミングで、必要としている誰かに還元できるのではないかと信じています。
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
ありおりカウンセリング
写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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