わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

痛みの最中に起きた不思議な出来事

 

 これも忘れない内に書き留めておきたいこと。

 

腰痛のピークだった、発症3~4日後くらいの不思議な出来事です。

 

とにかく、寝ても覚めても、立っていても、座っていても、腰の痛みがひどく、それに耐えているだけで、体力はたちまち消耗していき、身体はクタクタという状況でした。

 

昼過ぎ、突然天井が回るような感覚に見舞われ、気持ちが悪くて起きていられなくなりました。仕方がないので、ベッドまで身体を引き摺っていって、やっとの思いで横になりました。その時の状況といったらもう・・・生き地獄でした。(涙)

 

「痛み」や「眩暈」という感覚しか感じられない・・というより、自分が「痛み」や「眩暈」そのものになっている感覚とでも言うのでしょうか?他のことは一切考えられず、感じないし、感じられなくなっていました。

 

 

そんな中、私は、そのまま気絶してしまったのだと思います。

 

 

ふと目覚めると、部屋の中は薄暗くなっていました。ぼんやりした意識の中で、そこが寝室だというのは理解できました。でも、なんだか頭の中が空っぽなのです。何をしていたんだっけ?どうして私はベッドに寝ているんだっけ?あれ?思い出せない。でもでも、なんだ?この感じ。すごく幸せな感じ。平和な感じ。あ~・・ずっとここにこうして居たいな~。薄暗い部屋の中は、天窓からの光がとてもきれいに見えて・・・。もしかして、私、死んだ?!死んだのかな?!そうか、死んだのかも知れない?!だから、こんなにも幸せな気持ちなんだ!

 

 

時間にして何分くらいの出来事だったのか?それとも数秒のことだったのか分かりませんが、得体の知れない至福感に私は呑み込まれていました。その時感じた、なんというか根拠のない安心感?自信?確信?うーん、上手く言えませんが、何かそういった人智を超えたもの?

 

 

でも、それは長くは続きませんでした。再びあの激痛が私の身体を乗っ取り始め、ずんずんと疼き始めたのでした。

 

 

あれって、なんだったんだろう?と、それから痛みが多少落ち着き始めた数日後、いろいろと考えを巡らせてみました。そして思ったのです。

 

 

マインドフルネスなどでよく言われる、観察者と観察対象が一体になって無我の境地に至った時の「凪の感じ」に近いものなのかな?と。

 

 

過去、何度か瞑想もやったことがありますが、いつも雑念に気をとられてばかりで、無我の境地など、生きている間に到達するのはとっくに諦めていたのに・・・。

 

 

でも、その時を境にして、何か自分の中の意識が変わったというか、シフトしたというか・・。それまでの視点が広がったというか、絶望的な状況の中であるにも関わらず、小さな明かりが灯っている、大丈夫って言う感覚が芽生え始めたんですよね。

 

 

その後、久しぶりに外に出た時に観た景色が、いつもよく見ていた場所なのに、光の質感が怖いくらいに綺麗に感じられたりしました。思わずスマホのカメラで撮影してしまったんですけど。

 

自分はそれまで何を見ていたんだろう?

どうして以前はそこに気づかなかったの?

 

そう思うことがその日からたくさん、たくさん起きていて、今に至っているんです。

 

 

倒れる前に悩んでいたことを、少し広い視点から見ている自分も居て、その悩みは以前よりほんの少し薄くなってる・・・。

 

 

この強烈な出来事は、もしかしたら徐々に日常生活の中で馴らされて、以前と同じ日々に雲散霧消していくのかもですが、あまりのインパクトだったので、支離滅裂のまま、ここに書き記しておこうと思います。

 

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

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さとうみゆき

 

 

 

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