CP＋2023に行ってきました - わたし歩記-あるき-

「CP+2023」が2月23日（木）に開幕しました。私は昨日、行ってきました。実はリアルでの会場開催はコロナ禍後3年？4年ぶり？ということで、業界としてもようやく！と喜びもひとしおだったのではないでしょうか？

とは言え、感染対策下での会場は、やはりコロナ前とはぜんぜん違うなあ・・というのが最初の感想でした。出展メーカーも以前よりだいぶ減っており、スペースも「え？CP＋ってこんなに狭かったっけ？」と思うほどこぢんまりしており、1日でサクッと回り切れてしまいました。

個人的に一番がっかりだったのが、タッチ&トライのコーナーが、人気メーカーでは既に事前予約で埋まっており、自分が使っている以外のメーカーの新機種を「ちょっと触ってみたい・・・」と思っても、待機時間が45~60分とか言われてしまい、これなら家電量販店に行った方がまだマシでは？と思ってしまいました。なので、今日明日でお出かけの方は、事前に必ず予約をしておくといいです。キヤノンのR8を触ってみたかったです。

メーカー各社の割り当てスペースの広さが、まさに今のマーケシェアと比例しているといいますか・・・。それがあまりにも顕著でねえ・・・。

　
ＳＯＮＹ、キヤノンがやはり2強。その2社に挟み込まれるように、Nikonと富士フィルム。あれ？OMどこに行った？と探すと、隅っこに。LUMIXに至っては、待ち時間無でサクサク新機種を触れてしまう状況。Nikonも昔の王者の風格はどこへ？！どうしてこんなにスペース少なくなった？！って感じで寂しかったですね。

驚いたのは、シグマとタムロンのスペースが、昔に比べて何倍にも拡大されていたこと。理由ははっきりしていて、EマウントとXマウントのＳＯＮＹと富士がシェア拡大している為でしょうね。相乗効果でこの2社はこれからがいよいよ隆盛期って雰囲気でした。

　もう一つ、時代の流れを感じたのは、会場でのセミナーに招待されている講師陣が、以前と様変わりしていたこと。以前は、スチル（静止画）で売っている方（ブロガー）が殆どでした。でも今年のラインナップを見てみると、ほぼほぼYouTuberさんたち（中にはインスタのインフルエンサーも）なんですよ。つまり写真もやってますが、動画をメインでやってますよって方たちの登壇が目立ちます。メーカーのオンラインセミナーも動画の録り方講座がほんとに増えた。会場のショップも、ジンバルやシネマフィルター、Vlogcamなど、ムービーを軸にした商品のラインナップに変わっていました。

ＳＯＮＹのブースでは、レンズで動画撮影をしてもらうためのコーナーがあったり。

キヤノンもロードバイクのコーナーがあったりと、スチルと動画、どちらも試写できますよ～という舞台設置をしていました。

恐らく今年2023年は、カメラという機械の役割が、写真からムービーに変化していく転換期になるのかな？各社今後は、その部分の需要で戦っていくことになるんじゃないかな？と予感させました。

昨年の夏ぐらいから、動画の学びをする中で、今後は誰もがよりムービー制作のスキルを学んでいく時代の流れになるんじゃないかな？と思っていましたが、やっぱりそうだったか！と昨日答え合わせができました。

１０年前は、スマホの登場で「1億総カメラマン時代が来る」などと言われていましたが、あと１０年もしない内に、「1億総シネマ監督時代」が来てしまうんではないでしょうか？そして、個人制作の映画のレンタルや販売が始まったり、（YouTubeよりもっと体系化されたSNSが登場するんじゃないかしら？）写真展を見るのと同じ感覚で、シネマ展があちこちで開催されたりする。メデイアでは、一般人の制作した映像コマーシャルが流れるようになってくる。・・・・となると、テレビスポンサーの価値って益々なくなってくるのかも？！

物を売る時代が終わり、
事を売る時代が終わり、
情報を売る時代が終わり、
物語り（ストーリー）を売る時代が終わった時・・・

私たちは次に、どんな時代を迎えるのでしょうか？

お目当てのレンズ、50mm f1.4gmの実物を見ました♪
小さいなあ・・・。良い感じ。今、私にとっては、”軽さ”が何よりの正義なので、今後の購入を検討したいです。でも、シグマの85mmf1.4のアートレンズで満足しているので、単焦点はもうしばらくいいかなあ・・とも思います。＾＾；あ、会場で流れていたシグマのアートラインのレンズの映像、めちゃ素晴らしくて！もはや、サードパーテイーなんて言ってられないのでは？！

Nikonの85mm f１．２は、思った以上にサイズが大きかったです！ボケ感はさすがでした！ポートレート撮りたい方はマストレンズになるんじゃないでしょうか？