よく電車やバスで、二人掛けのシートに座っていると、他にも空いている席はいっぱいあるのに、乗車してきた人が何故だか真っ先に自分の隣に来て座ってしまう・・という方はいませんか?実はわたし自身が、そういう場面によく出くわすタイプなのです。
(ちなみに、先ほど駅に向かうために乗ったバスの中でも。)
で、以前はこのような出来事があるたびに、
「きっと、コイツならパーソナルスペースをちょっとくらい犯したところで問題ないだろ」
「大人しそうで文句とか言わなさそうだし、都合がいいや」
と思われているのだと感じて、何となく嫌な気分になっていました。
これを俗に「認知の歪み」などと心理学では言うのですが、
まさに当時の私の認知は”歪んで”いたのだと思います。
ところがある時、某心理師さんのブログを読んでいた時に、
電車やバス等で、他にも空いているシートがあるにも関わらず、
隣に人が吸い寄せられるように座りに来られてしまう人は、
それだけでソーシャルワーカーとしての素質があると思っていい。
人間は本能で”安全・危険”を嗅ぎ分けることができるから。
先ず人として、他人から本能で安心を感じとってもらえているということ。
これは何でもないように思えることですが、
どんなに勉強したところで身に着けることができない、大事な才能です。
という文面を見つけ、ほっとしたというか、そんな見方もあったのか!と、目から鱗だったのでした。
ひょっとしたら、同じような”認知の歪み”を持っておられる方がいるかも知れないと思い、書かせていただきました。
きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。
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写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき
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