わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

あなたの身体はあなたの味方ですか?それとも敵ですか?

Sonyα7Ⅲ with SIGMA85㎜ f1.4 DG DN Art

 

 あなたの身体はあなたにとって味方ですか?それとも敵でしょうか?


そう訊かれた時、

「え?別に身体と言い争ってるわけでもないし、身体に攻撃されてるわけでもないから、敵とか味方とか、そもそも考えること自体、おかしいんじゃないの?!」

 

と、思った方は、自分の身体とデフォルトで仲良くできている人か、もしくは、身体の感覚を感じなくなってしまうくらい、自分の感情を殺してきた人かのどちらかだと思います。

わたしにとって、わたしの身体は長い間”敵”でした。

なぜなら、わたしにとって身体は、”不快な感覚”をたくさん運んでくる存在だったから。

 

・自分が本当に感じていることを伝えても、必ず否定されてしまって、その度に味わう胸が圧迫されて潰れるような感覚。

 

・体育の授業でバスケットボールをしている時に、身体が思うように動かず、上手くパスができなくて、チームメイトからの冷ややかな視線を感じる時の、全身がこわばって、心臓が縮こまるような感じ。

 

・失敗の本当の原因は私ではないのに、いつの間にか自分のせいにされていた時に、呑み込んでしまい、声が出ず、否定できずにいる時の、地底に埋め込まれてしまうような苦しい感じ。

 

 

こう言うものを運んでくる身体は、わたしにとっては心許せる存在からは程遠く、できることなら、どうにかして、切り離してしまいたいものでした。

 

 

そして実際にわたしは、身体で感じていることを、”乖離”という方法で、無かったことにしてきたのだと思います。

 

だから、以前にこちらの記事でも書いた通り、

 

「感情とは、身体の状態のことなんですよ」

 

と言われても、何のことかさっぱり分からなくなっていたのです。
(でもこれ、機能不全家庭で育った人には、決して少なくない症状です。)

 

↓  ↓  ↓

hanahiroinoniwa.hatenablog.com

 

 

 この記事を書いてから、1年近くになろうとしていますが、最近は自分の身体の感覚に向き合えるだけの十分な”筋肉”がついてきたのを実感しています。

 

 

 それと同時に、この身体の感覚を使うことで、自ら問題解決のヒントを得られるようにもなったのです。このことがわたしの癒しをぐんぐん深めてくれています。だから多くのセラピストの方が、「あなたの身体の感覚を取り戻して」と言っていたのか!と、以前よりも、さらに、心底納得出来ています。

 

 この「身体感覚」を取り戻すまでが、本当に長かった・・・。

 

何故なら、「身体感覚」なんて、意識しなくても、当たり前にあるものとばかり思っていたからです。とんでもない!「身体感覚」というのは、安全・安心の中で時間をかけて積み重ねていくことで、身に着けていく、言ってみれば後天的なスキルだったのですから。

 

 

 実際、取り戻したことで、辛かった時期もありました。以前はなかったことにできていたものが、一気に自分の身体に雪崩こんでくるので、圧倒されてしまうのです。だけど、今は、本当に良かったと思っています。この身体感覚を取り戻すプロセスのワークショップとか、本当は、対面で開催できたらいいんですけどね。開催したらやってみたい!と言う方がいれば、企画してみようかなあ・・・。興味あるよって方、居られましたら、こちらからご連絡くださいね^^。

 

きょうも最後までお読みくださりありがとうございました。

 

 

写真家・認定心理士,産業カウンセラー
さとうみゆき

 

 

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