わたし歩記-あるき-

心と向き合う写真家の学びの記録*

「求められている=必要とされている」ではない

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 愛着に傷がある方の中には、(わたしがそうであったように)誰かに”必要とされるために必要とされたい”という非常に辛い精神状態で生きている方もいらっしゃるかと思います。

 

 この”必要とされるために必要とされたい”がどのような行動パターンを生み出すかというと、「過剰適応」といって、相手の情動や意見に自分を合わせすぎたり、もう自分がとっくに限界を振り切っているというのに、”まだまだ足りていない”と自分を追い込んでいったりします。なぜなら、そうしないと”見捨てられてしまうから”、”嫌われてしまうから”。360度、いつ、どこからでも、人から必要とされるために、必要とされる自分で居なければいけない・・・これが、”必要とされるために必要とされたい”心理状態です。

 

 こういう人に、”もう頑張らなくていいんだよ”とか”もっと緩んでいいんだよ”と言うのはかえって逆効果で、その人には、”そこまでやっても、所詮お前は必要とはされないんだから”、”いい加減、この世で必要とされるのは諦めなよ”に変換されて聞こえています。むしろ今日までサバイブしてきた術をはぎ取ることを意味しますから、追い詰めてしまうことにもなりかねない。

 

 

 では、この苦しみの渦中にあったわたしが、どのように”必要とされたい”呪縛から解き放たれていったのかというと、ある時、これに気づいたからでした。

 

 

 

「求められている=必要とされている」ではない

 

 

のだな、と。

 

 

 

 例えば、”必要とされるために必要とされたい”人というのは、満身創痍、他人に自分を投げ打って”必要だ”と思しきものを24時間体勢で差し出そうと努力しています。こうなってしまったのは、それが、幼児期に養育者が突然攻撃してきたり、無視してきたり、過干渉だったために、唯一自分が選択できた、自分の身を守るための防衛反応だったからです。あなたが悪いわけではありません。


 そう、成長した今、あなたの目の前にいる人は、養育者ではなく赤の他人です。他人にとってはあなたの満身創痍の行動が、その時”求めて”いるものではない可能性が高いわけです。だとすると、当然相手は断ってくるか、優しい人だと、仕方なさそうにその場は受け入れてくれるかも知れません。それを見てもともと繊細で過敏なあなたは、ますます”見捨てられた”とか”わたしは嫌われているんだ”とか、お馴染みの”わたしは誰からも必要とされていない”の深淵へと堕ちていき、傷を上塗りし、深めていくわけです。

 

 

 でも、あなたが差し出した”それ”はたまたまその時、相手から求められていなかっただけで、相手があなたを”必要としていない”わけではないのです。

 

 

 もっと具体的な例でお話しますね。

 

 

 コロナ禍が始まってからというもの、夫は完全リモートワークとなりました。24時間自宅にいるんですね。今まで自宅でレッスン等の仕事をしていたわたしにとっては、それがまったくできなくなり、生活が180度変わってしまいました。こんな状況になることを、わたしは夫に全く”求めていなかった”ことになります。ただ、だからと言って、夫自身のことが”必要ではない”かといえば、決してそうではありません。わたしにとって、”必要な人”であることには変わらない。在宅だろうが、出勤しようが、夫は必要な人なのです。

 

 

 もし、あなたが、”わたしは誰からも必要とされていない”というループにハマり込みそうになったら、ちょっと考えてみてください。

 

「求められている=必要とされている」

 

 

になっていないかしら?って。

 

あなたが差し出した何かを、たとえその時拒絶されたとしても、あなたの価値は、相手にとって何も変わっていないかも知れません。

 

「求められている=必要とされている」

 

 

ではありません。むしろ、

 

 

「求められている=必要とされている」

 

 

だと、あなたがすっかり思いこんでいるのを良いことに、あなたを利用しようと近づいてくる人間に要注意です。見分ける方法は簡単です。要求を、断ってみるのです。利用していただけの人はあなたからそそくさと去っていきますが、本当に必要としてくれている人は、あなたの意見を尊重してくれるはずです。

 

 

 

 

「求められている=必要とされている」ではない。

 

「利用してくれる=必要とされている」でもありません。

 

 

このことを、どうか覚えておいてくださいね^^

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき

 

 

写真を眺めてほっと一息^^  

 

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