わたし歩記-あるき-

心理カウンセラーでもある写真家のブログです

あかはなそえじ先生のオンラインワークショップに参加しました

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 昨夜はミシュカの森主催の、こちらのオンラインワークショップに参加していました。

 

 

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オンラインワークショップ~副島賢和先生に学ぶ感情の言語化

http://ptix.at/DG3WIh

 

 

副島賢和先生と言えば、2009年に日本テレビで放映され、大泉洋さんが主演を務めた
『赤鼻のセンセイ』のモデルになった先生です。

 

www.ntv.co.jp

 

 

院内学級が舞台のこのドラマ、型破りな発想と行動で教育現場に疑問を投げかけ、子どもたちとの心の触れ合いを描いた物語で、当時わたしも毎週泣いたり笑ったりしながら見ていた番組です。失礼ながら、このドラマのモデルになった先生がいらっしゃったことは、つい最近知ったばかりでした。

 

「実際のあかはなそえじ先生って、どんな方なんだろう?」

 

ZOOM(オンライン上)ではありますが、ワークショップでお目にかかれるのを本当に楽しみにしていました。

 

 

 

 

 

 ワークショップ開始後、主催の入江杏さんのご挨拶が終わり、画面上にパッとそえじ先生が現れて、にっこりと挨拶をされた瞬間、自分自身でも驚くような現象が起きました。理由もないのに、涙がこぼれてきたのです。でも、決して悲しい涙ではないのです。むしろ、受け止めてもらえている時の、ほっと安心した後に流れる涙のような質のもので・・・。これが、自分ではどうにも止めようがなく、「あれ?あれ?」と思っていると、ちらほら同じような状況に見舞われている方たちがいらっしゃいます(この現象はワークショップが終わるまで緩急つけて度々起こりました)。初対面の、しかも、パソコンの画面越しの方に、そんな感覚になったことなど一度もないので、顕在意識は驚いたり、何が起きているんだ?と疑問を呈しているのですが、心と体はものすごくリラックスしている状態なのです。

 

 

 本題に入る前に、開口一番、そえじ先生がこう仰いました。いつも子どもたちに伝えていることだと前置きをして・・。

 

「今日これからするお話を、今日の自分で受け取ることが、もしも辛いと感じたら、耳をふさいでもいい。この場所から出て行ってもいいよ。きっとまた、話を聴くチャンスはあるからね。日本中の人が、今、みんな当事者です。どうか、自分を守りながら、話を聴いてね。自分の心を守るってね、とても大事なことなんだよ。自分を守ることができないと、人を守れないからね。」

 

 

そう、いい終えたそえじ先生が、にっこり笑った瞬間に、またどっとあったかい涙があふれて来てどうしようもなかった・・・。仰っている内容自体は、どのフレーズも、いつかのどこかで耳にしたことがあることばかりだったのに、伝わってきたものが、全然違った・・・。決定的に違った。これって、一体、何なんだろう?

 

 

ワークショップは、そえじ先生が関わった子どもたちとのエピソードを交えながら、周りにいる子どもや、子どもだった頃の自分自身とのかかわり方へと発想を展開していく形で行われていきましたが、「~~の場合は~~しましょうね!」といった対処法の説明は一切なく、そえじ先生が、院内学級でぶち当たった壁や、今も困っている、こんな風に助けて欲しい・・と言った正直な気持ちが誠実に語られました。参加者全員で考え、決して強要されないにも関わらず、いろんな人がいろんな意見を直接だったり、チャットだったりで言い合いました。普段は「わたしのような経験値の浅いものが出しゃばってはかえって失礼だし・・」と、割と黙って講座を聴いていることが多いわたしですが、気づけば言葉を自然に発していたりしました。こんなにもオンラインで誰もが活発に安心して意見を出し合える場を経験したのは初めてでした。現場で辛い思いをしている方の吐露には静かに耳を傾け、みんなで涙しました。語られていない言葉を、ひとつひとつ噛みしめながら・・・。本当にチープな表現になってしまいますが、あったかい空間でした。繰り返しますが、オンライン上であるのに・・です。

 

 

先生は、最後にこんなことを仰っていました。

 

 

「子どもに、大丈夫?!って訊かないでね。大丈夫って言うしかなくなっちゃうからね。”大丈夫?”って訊きたい時は、大人が”大丈夫”にしておきたい時が多いよ。でも、大人もね、なりふり構わずに、”大変だよー、助けてー”って言っていいんだよ。今日と言う日は、誰にとっても初めての日なのだから。大人が我慢していたら、子どもは気をつかって絶対に助けて!って言わないから。先ずは大人が”助けて”って言って、助け合ってる世の中を子どもたちに見せていかないとね。熊谷晋一郎先生もおっしゃってるけど、本当の意味での自立って(親以外の場所に)依存できるようになること、ちゃんと甘えることができることだからね。」

 

 

自分を振り返ってみた時に、どうだろう?どうだったろうと思いました。齢50近くになるけれど、「自立」できているのかなあ・・・。「自立=孤立」になっていなかっただろうか?そう思っていなかっただろうか?

 

「大丈夫?」っていっぱい訊かれてきたし、自分でも言って来たな・・。
本当は、「もう、ダメ。助けて!」て言いたかったことだって、いっぱいあったな・・。

 

 

まだまだ、胸に響く言葉がたくさんありましたが、たぶん、今日ここに書いたことなど、昨日受け取ったことの10%にもなっていないかも。
書ききれません・・・と言うよりは、書くに到底及ばないので、この辺で。

 

 

いつか直接、そえじ先生とお目にかかりたいなあと思いました。
本当に参加できたことがありがたくて仕方なかったワークショップでした。
ありがとうございました。

 

 

 

きょうも、最後までお読みくださり
ありがとうございました^^
さとうみゆき

 

 

 

写真を眺めてほっと一息^^  

 

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